サンバランスシェルター™
優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」
優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」とは
(一般財団法人)ベターリビングによって、2020年8月27日に優良住宅部品認定基準(BL認定基準)「安全合わせガラス」及びその付加基準として「防災安全合わせガラス」に該当するBL-bs部品認定が新設されました。
サンバランスシェルターは、優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」の認定を取得しております。※
- ※順次認定取得構成を増やしております。
優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」新規制定の背景
近年、数十年に一度と言われる大型台風が毎年のように発生し、暴風によって屋根が吹き上げられる被害だけでなく、風で飛ばされた屋根材等の飛来物が開口部に衝突して貫通する被害が問題視されています。そこで、一般財団法人ベターリビングは、飛来物衝突の安全性を有するBL認定「安全合わせガラス」の基準を、更に付加基準として優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」の基準を制定し、開口部の防災対策に寄与することを目的としました。
BL-bs部品とは➀
優良住宅部品(BL部品)は、品質、性能、アフターサービス等に優れた住宅部品です。人々の住生活水準の向上と消費者の保護を推進することを目的として認定し、その普及を図っています。 “BL”とは“Better Living(よりよい住まいを)”の頭文字をとったものです。認定を受けた住宅部品には、「BLマーク証紙」の貼付等により優良住宅部品(BL部品)である旨を表示することとなっており、表示された 部品には、瑕疵保証と損害賠償の両面からのBL保険がついています。BL保険では、施工瑕疵による賠償もカバーされますので、PL法に対応した製造物責任保険より幅広い保証が得られます。
BL-bs部品とは②
BL部品のうち、次の1~5のような社会的要請への対応を先導するような特長も有する住宅部品を「BL-bs部品」(BL-bs:Better Living for better society)として認定しています。
- 1.環境の保全に寄与する特長
- 2.社会の資産としての住宅ストックの形成・活用に寄与する特長
- 3.高齢者・障害者を含む誰もが安心して生活を送ることができる社会の実現に寄与する特長
- 4.防犯性の向上に寄与する特長
- 5.その他より良い社会の実現に資する特長
安全合わせガラスのBL認定基準の付加基準として、その他より良い社会の実現に資する特長(防災対策)として、「屋根瓦の破片相当」以上の飛来物の衝突に対する安全性を有するものは、「防災安全合わせガラス」と定められており、これが安全合わせガラスのBL-bs部品認定となります。AGCの「サンバランスシェルター」は、優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」の認定を取得しております。
優良住宅部品(BL-bs部品)「防災安全合わせガラス」の特徴
1)施工の範囲は、全周支持のはめ込み構法となる開口部のサッシ等の枠や障子への取付けまでとしています。(※1)
2)飛来物衝突の安全性は、台風による飛来物衝突によって貫通又は孔(開口)が生じないこと、及びその後に強風が継続した際に被害が進展しないことを要件とします。(※2)
3)設計時には、飛来物衝突の安全性について確認された合わせガラスを、建物用途に応じた防護レベル、地域に応じた強風区分、開口部が設置される高さを考慮し、適材適所で選択することになります。(※2)
4)人体衝突の安全性は、ショットバッグ衝撃特性の性能(※3)を有することを要件とします。
5)防犯性は、防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議で定める防犯面で侵入を5分間以上防ぐ防犯性能を有することを要件とします。
6)無償修理保証の期間は10年として定めています。
- ※1:サッシは、JIS A 4706:2015「サッシ」を満たした製品を要求しています。
- ※2:JIS R 3109:2018「建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法」によります。
- ※3:JIS R 3205:2005「合わせガラス」によります。
BL 認定品・ BL 保険制度 ・製品保証 について
防災安全合わせガラス「サンバランスシェルター」は、 一般財団法人ベターリビング が定めた優良住宅部品の認定を受けた製品です。
「屋根瓦の破片相当」以上の飛来物の衝突に対する安全性を有するものとして、BL-bs認定を取得しており、 BL-bsマークが表示されています。
このマークが表示された製品には、一般財団法人ベターリビングのBL保険制度に基づく「保証責任保険」と「賠償責任保険」がついています。
製品保証内容は、以下の通りです。
保証内容 | 台風による飛来物衝突によって、貫通又は直径76mmの球が通る孔(開口)が空かないこと、また長さが125mmを超える裂け目が生じないこと。JIS R 3109 2018「 建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法 」 の要求事項によります。 |
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無償修理保証期間 | はじめて建物に据え付けられてから10年間 |
施工の範囲 | 全周支持のはめ込み構法となる開口部のサッシ等の枠や障子への取り付けであること。サッシは、JIS A 4706:2015「サッシ」を満たした製品であること。「安全・安心ガラス設計施工指針 増補版」(一般財団法人日本建築防災協会)及び「建築工事標準仕様書・同解説JASS17ガラス工事」(一般社団法人日本建築学会)による施工が行われていること。 |
- <免責事項>
- 1.一般財団法人ベターリビング優良住宅部品認定基準「安全合わせガラス」の適用範囲以外で使用した場合の不具合
- 2.ユーザーが適切な使用、維持管理を行わなかったことに起因する不具合
- 3.本サイトに記載の施工上のご注意等を逸脱した施工に起因する不具合
- 4.専門業者以外の者によるガラス設置後の移動・分解などに起因する不具合
- 5.建築躯体の変形などガラス本体以外の不具合に起因する当該ガラスの不具合、色あせ等の経年変化または使用に伴う摩耗等により生じる外観上の現象
- 6.海岸付近、温泉地などの地域における腐食性の空気環境に起因する不具合
- 7.ねずみ、昆虫等の動物の行為に起因する不具合
- 8.火災・爆発等事故、落雷・地震・噴火・洪水・津波・竜巻等天変地異(但し、台風は除く)または戦争・暴動等破壊行為による不具合
- 9.合わせ複層ガラスの中空層内の内部結露