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後付けタイプの太陽光発電ガラス、横浜市庁舎に採用 ― 同製品の試験販売を開始 ―

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)が製造・販売する太陽光発電ガラス サンジュール®について、この後付けタイプ(以下、「後付けサンジュール」)の試験販売を2024年12月より開始しました。本製品は、横浜市の「公共施設を活用した次世代型太陽電池実証実験」に採択され、2024年12月4日より横浜市庁舎の1階アトリウムに設置されました。設置期間は2025年12月末までを予定しています。

後付けサンジュール 導入イメージ(横浜市庁舎1階アトリウム外観)

後付けサンジュールは、既存建物への導入を想定した太陽光発電ガラス製品です。一般的な建材一体型太陽光発電ガラスの場合、既存建物への設置には、窓ガラスの交換などの大規模な改修工事が必要とされていました。後付けサンジュールは、窓ガラスの屋内側から施工ができるため、コストや工期を抑えた導入が可能です。また、メンテナンスや修理交換も容易です。

後付けサンジュールによって既存建物に創エネ機能を付加することで、特に太陽光発電の適地が限られる都市部において、建物のエネルギー効率の向上や地域全体の脱炭素化に貢献します。また、非常用電源の一部としても利用可能であり、災害時のエネルギー供給に寄与します。当社は、今後も太陽光発電ガラスの普及に向けて取り組んでいきます。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、独自の素材・ソリューションの提供を通じて安心・安全で快適な暮らしに貢献するとともに、持続可能な地球環境の実現に寄与していきます。

<参考情報>
横浜市庁舎アトリウムにて既存の窓に取付可能な次世代型太陽電池の実証実験を開始します! 横浜市


 既存建物向け太陽光発電ガラス
後付けサンジュール

~後付けサンジュールの特徴~

後付けサンジュールは、建物の窓に後付け施工が可能な太陽光発電ガラスです。

1.窓の採光性と創エネ機能を両立
 様々なサイズの窓に設置可能な仕様のモジュールを使用することで、
 これまで十分に活用されていなかった建物の多くの窓部における創エネを、窓の採光性を維持しながら実現します。

2.ガラス交換不要で屋内側より簡易施工が可能なため、導入コスト・工期を縮減
 後付けサンジュールは導入に際し、足場の設置・大規模な改修工事は不要です。
 屋内側の窓際のスペースに専用モジュールを設置するという施工スタイルです。
 ガラス交換も不要であり、施工難易度、導入コストを低減します。

3.熱によるガラス割れのリスクを低減する当社独自技術を採用
 発電モジュールを窓際に設置すると、ガラスの『熱割れ※』リスクが高まりますが、
 後付けサンジュールでは、ガラスメーカーの知見を活かし、このリスクを低減した仕様を実現しています。
 ※熱割れの解説はコチラ

後付けサンジュール 屋内への施工例
オフィスへのご採用イメージ

関連製品:建材一体型太陽光発電ガラス(BIPV)「サンジュール」
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