マイボーカ® J

JIS R 3223 耐熱強化ガラス

マイボーカ Jの特長

<マイボーカ J>は、高い防火性能と強度を実現したワイヤレス防火ガラスです。防火ガラスとして一般的に使用されている網入板ガラスでは実現できない、クリアで透明感があり、透視性に優れた防火ガラスです。
<マイボーカJ>は、エッジ強度250MPa以上の高い防火性能を実現しています。(JIS R 3223 耐熱強化ガラス・Ⅱ類、認証取得)

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ワイヤレス防火ガラス

写真:マイボーカ Jと網入板ガラスの見え方の比較

<マイボーカ J>はフロート板ガラスに特殊なエッジ加工と強化処理をして耐熱強度を高めた防火設備用のワイヤレス防火ガラスです。
<マイボーカ J>は万一火災が起きても一定時間炎の侵入を防ぎ、延焼やもらい火のリスクを軽減します。また、網のないワイヤレス防火ガラスなので、開放感のあるすっきりとした視界が得られます。

用途

<マイボーカ J>は、告示(平成12年建設省告示第1360号)に規定されている防火設備の例示仕様のガラスとして、個別に大臣認定を取得せずにご使用いただくことが可能です。
告示の例示仕様としてご使用いただける製品の概要は以下の通りです。【参考】 防火設備について

ガラス 告示の寸法範囲
(躯体開口)
製品名 構成 板厚、構成
マイボーカ J 単板 6.5ミリ、8ミリ 幅:700~1200mm
×
高さ:850~2400mm
材質: 鉄材又は鋼材

開閉形式:はめごろし戸
(FIX窓)
サンバランス
マイボーカ J
複層 マイボーカ J(6.5,8ミリ)
+中空層+
Low-Eガラス(5,6,8,10ミリ)
  • ※耐熱強化ガラスの仕様は、板厚6.5ミリ以上、エッジ強度250MPa以上が規定されています。
  • ※複層ガラスは、耐熱強化ガラスと、Low-Eガラスの構成が規定されています。ご使用いただけるLow-E品種、およびガラス構成の詳細は、AGCまでお問い合わせください。
  • ※ガラス取付部材等、そのほかの項目についても告示仕様を満足する必要があります。詳細については、以下の告示の内容をご参照ください。
     「防火設備の構造方法を定める件」
    (平成12年建設省告示第1360号、最終改正:令和5年国土交通省告示第225号)
  • ※大臣認定防火設備(個別認定)の用途でご使用いただく場合は、新たに認定を取得いただく必要があります。認定取得をご検討される場合には、事前にAGCまでご連絡ください。

強化ガラス

板ガラスを加熱急冷し、ガラスの表面に引張り応力に対抗する高い圧縮応力層を形成した強化ガラスです。この圧縮応力層が存在するため、普通のフロート板ガラスに比べて強度が高く、割れにくくなっています。
なお、<マイボーカ J>の耐風圧強度許容荷重は同厚さの強化ガラスと同等です。詳細は、技術資料編4-1をご確認下さい。

安全ガラス

<マイボーカ J>は割れないガラスではありませんが、大きな衝撃により万一割れても破片は細かい粒状になり、大きな傷害事故を減少させます。強さと安心を備え、暮らしを守る強化ガラスです。

ラインナップ

品種(商品名) 呼び厚さ(ミリ)
マイボーカ J 透明タイプ 6.5、8

マイボーカ Jの仕様・性能

寸法表

ガラスの品種・寸法などは予告なく変更することがありますのでご了承ください。

商品名 呼び厚さ
(ミリ)
最大寸法
(mm)
最小寸法
(mm)
マイボーカ J 透明タイプ 6.5 2550×1450 300×300
8 3000×2000 300×300
  • 告示の例示仕様としてご使用いただける製品の寸法範囲は、上記とは異なりますのでご注意ください。

熱・光学性能値

<マイボーカ J>の熱光学性能は素板と同等です。

表中の値は実測値に基づく計算値を代表的な数値として示したもので、商品の性能を保証するものではありません。
また予告なく変更することがありますのでご了承ください。

商品名 呼び厚さ
(ミリ)
光学的性能 熱的性能
可視光(%) 日射(%) 紫外線
透過率
(%)
遮蔽係数
(SC値)
日射熱
取得率
(η値)
熱貫流率
(U値)
W/(m2・K)
反射率 透過率 反射率 透過率 吸収率
マイボーカ J 6.5 7.9 89.1 7.0 80.1 12.9 62.1 0.96 0.84 5.8
8 7.8 89.0 6.9 79.0 14.0 62.1 0.95 0.84 5.8

マイボーカ Jの主な特性

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