ラミシャット®

合わせガラス防音タイプ

ラミシャットの特長

<ラミシャット>は、2枚の板ガラスに防音特殊フィルムを挟んで圧着した遮音性に優れる合わせガラスです。コインシデンス効果により遮音性能が落ちる周波数帯域において、性能の改善が期待できます。より高い遮音性が求められるマンションやホテル、病院、オフィスなどの窓ガラスや間仕切りガラスパーテーションなどに最適です。

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合わせガラス防音タイプ

ラミシャット断面図

<ラミシャット>は、通常の合わせガラス<ラミセーフ>で使用する特殊フィルムより制震効果の高いフィルムを2枚のガラスに挟み込み、加熱圧着した防音合わせガラスです。
ガラス単体で遮音等級がT-2 等級相当を満足する構成の<ラミシャット30>、T-3 等級相当を満足する構成の<ラミシャット35>の2つのグレードがあります。
同じ呼び厚さの単板ガラスや合わせガラスよりも遮音性に優れるガラスです。また、ガラスが割れた場合のガラス飛散防止性を有する安全ガラスとしてもご使用できます。

遮音性能(ガラス単体)

図:ラミシャットの遮音性能

<ラミシャット>は、ガラスが特定の周波数(固有振動数)で共振し、遮音性が著しく低下する<コインシデンス効果>を抑制し、防音性を高めることができます。
呼び厚さ6.8ミリの<ラミシャット30>は、ガラス単体でT-2等級相当をクリアする遮音効果を実現します。室外からの耳障りな騒音の流入を軽減するとともに、室内の音が外へ流出することも軽減し、静かで快適な居住空間を作り出します。
呼び厚さ8.8ミリの<ラミシャット35>は、ガラス単体でT-3等級相当をクリアする遮音効果を実現します。空港、幹線道路、鉄道、工場などの様々な気になる外部騒音を軽減し、静かで快適な居住空間をつくり出します。
遮音データの詳細は、技術資料編をご参照ください。

  • *ここではガラス単体の測定結果にJIS A 4706 : 2000「サッシ」の遮音等級線を適用し、遮音等級(T等級相当)を表記しています。この等級は本来サッシを含む窓の遮音性能の評価として定義される等級(T-1~T-4)ですが、ここではガラス単体での遮音性能で示しており、窓の遮音性能を示すものではありません。窓としての等級を満足するには、ガラスとサッシの両方の性能が必要となります。
    (参照文献:「板ガラスの遮音性能(2011年版)」板硝子協会発行)

ラインナップ

<ラミシャット30>は、ガラス単体でT-2等級相当をクリアする遮音効果を実現します。<ラミシャット35>は、ガラス単体でT-3等級相当をクリアする遮音効果を実現します。下表は代表的なガラス構成です。

商品名 遮音性能
(ガラス単体)
仕様 記号 ガラス構成 呼び厚さ(ミリ)
ラミシャット30 T-2等級相当 透明タイプ L6 FL3 + FL3 6.8
不透視タイプ L7 FL3 + F4K 7.8
ラミシャット35 T-3等級相当 透明タイプ L8 FL4 + FL4 8.8
L10 FL5 + FL5 10.8
L12 FL6 + FL6 12.8
不透視タイプ L8 FL4 + F4K 8.8
L12 FL6 + F6K 12.8
網入りタイプ L11.8 FL5 + PHW6.8 12.6
  • 注1)表中のガラス記号
       FL:フロート板ガラス
       F4K:型板ガラス霞
       PHW:網入磨き板ガラス

ラミシャットの仕様・性能

  • 寸法表

寸法表

寸法表

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ラミシャットの主な用途

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