社会は今、多様性や寛容性を求めています。
その要請に建築家はいかに応えようとしているのか。
作品を通して探ります。
第18話
おおらかな建築とは「許される空間」
新海一朗、徳田純一|SIGNAL Inc.
2019.12.02
ワークプレイスの多彩なデザインで注目を集めるデザイナーユニットSIGNAL。「僕たちがつくる空間は、いろいろな要素やそこで展開される活動が許容される空間であってほしい」というお二人にお話をうかがった。
企画・インタビュー:中崎隆司
第17話
おおらかさとは「境界をつくらないこと」
高池葉子|高池葉子建築設計事務所
2019.11.01
伊東豊雄氏のもとで「みんなの家」プロジェクトに奔走した高池葉子さん。「都市と地方、建築の内部と外部、機能があるところとないところ、そういう境界をなくすことでおおらかさが生まれるのではないか」という。
企画・インタビュー:中崎隆司
第16話
すべてをフラットに扱うことから生まれるおおらかな建築
渡辺隆|渡辺隆建築設計事務所
2019.10.01
公共建築物の入札に積極的に取り組んできた渡辺隆さん。「良い建物の強度とは、デザインだけでなく信頼、信頼からくる確かさでもあって、そのバランスが重要なのだ」という。
企画・インタビュー:中崎隆司
第15話
地球環境の多様性を取り戻す建築
武田清明|株式会社武田清明建築設計事務所
2019.09.02
第14話
対応力が建築の寛容性、冗長性を担保する
井手健一郎|rhythmdesign Ltd.(株式会社リズムデザイン)
2019.08.02
「次々と出てくる与件に対して応答可能性の高い建築の型をつくっておく。それが建築の寛容性を支えることになるのではないか」という井手健一郎さんにお話をうかがった。
企画・インタビュー:中崎隆司
第13話
エンジニアリングとは省略の技だ
佐藤 淳|佐藤淳構造設計事務所
2019.07.04
第12話
明るさ、開放感、包み込むような心地よさがつくるおおらかな建築
工藤浩平|工藤浩平建築設計事務所
2019.05.23
「空間の気持ち良さやそこに生まれる関係性については明快に解くことができる」という工藤浩平さん。建築家の仕事は「ビジョンを絵にして、施主とのコミュニケーションを建築化すること」だという。
企画・インタビュー:中崎隆司
第11話
ランドスケープの基本は、その土地のあるべき姿に着地させること
石井秀幸|株式会社スタジオテラ
2019.05.07
沖縄から東北まで、数多くのプロジェクトに参画するランドスケープアーキテクト石井秀幸さん。「おおらかな場所、おおらかな建築をつくるうえで大切なのは、その土地に対して正直であること」という氏にお話をうかがった。
企画・インタビュー:中崎隆司
第10話
多様性の対極にあるデータを、寛容にならざるを得ない建築といかに接続させるか
砂山太一|建築家・美術研究者
2019.04.01
第9話
ランドスケープデザインに求められるおおらかさと謙虚さ
熊谷 玄|株式会社スタジオゲンクマガイ(STGK Inc.)
2019.03.04
第8話
おおらかな土地で、おおらかな建築を目指す
佐々木翔 株式会社INTERMEDIA
2019.02.01
長崎を拠点に活動する佐々木翔さん。地方における設計活動の鍵は「どれだけプロジェクトに呼応したコミットができるか、その中でいかにある種の普遍性をもった作品を残せるか」だという。
企画・インタビュー:中崎隆司 (建築ジャーナリスト)
第7話
所有の境界を消して、異質なものを許容する
黒川智之 黒川智之建築設計事務所
2019.01.07